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神様の本音・・

Restaurantレンガ屋のKです。
今日はすっかりと夏のような暑さ。。
寒暖差が激しいので体調管理には気をつけて下さいませ。

中口がFacebookに書いている投稿をアーカイブしていこうと思います。
今日の記事は2015年6月5日に投稿したものになります。

神様の本音・・

30年以上この職場にいると実にいろいろな奴と触れ合うことになる。
「もう僕は社長について行けんですわ!」・・・
大概この手のタイプは最初から、ついて来た試がない。

「もう我慢できんですわ!」・・と言ってコックコートを脱ぎ捨て職場放棄した子も居た。・・まだ1週間もたっていない。
何を我慢していたのか解らないので、とりあえず他の子に
「あいつはもう我慢できんらしい。お前らも、まさか我慢なんか、してるんじゃねーだろーな!我慢なんかしとったら、ただじゃおかんぞ!」と、脅しておいた。

若人よ。誰かの為になるために、費やす苦労は報われない物は無い。
自分が何者かに成る為の苦労も同じだと思う。
いつか君の仕事が認めてもらえる日が来る。
だが、一つ忘れないで欲しい。

神様はとんでもなくケチで、しみったれである。
どんなに頑張っても、僅かのご褒美もくれはしない。そんな事でくさるな!

「美味しかったよ!」・・・・・その言葉
すべての苦労が報われる瞬間である。

僕たちの賄いについて

Restaurantレンガ屋のKです。
GWも最終日となりました。
期間中に多くのお客様にご来店を頂き、本当に感謝致します。

中口がFacebookに書いている投稿をアーカイブしていこうと思います。
今日の記事は2018年2月25日に投稿したものになります。

僕たちの賄いについて

レストランに勤めている人達の密かな関心事はそこで食べる「賄い」なのではないかと思う。

同じ食事を共にする事ほど、深いコミュニケーションは無い。
食べ物は、音楽や芸術の様に人種や習慣を超えて行く事があらためて確認出来てしまうから、面白い。

小僧の時から賄いを作るのが大好きだった。お客様に料理を提供できるポジションに為るにはまだまだ先の頃、使っても良い材料も限られている中、技術も知識も怪しい限りなのだが、勢いだけは負けたくなかった。
食べる人はホールサービスのスタッフだ。それなりにうるさい方々である。
それぞれの好き嫌いの好みを覚えて同じ料理でも多少のアジャストを加えながら、「ご飯出来ました!」

懐かしい思い出と言いたい所ではあるが、僕は未だに賄いを作り続けている。

あの頃の作っていた食事は、作り手の僕の、食べる人への「挑戦」だった。
勝つか負けるか?不味かったら負けだ!と思っていた。

今は食べてもらう人への「感謝」に変わったような気がします。

そして今日も賄いを作るのです。

「いつも頑張ってくれて、ありがとう」と言うメッセージを込めて。

Restaurantレンガ屋
〒683-0002 鳥取県米子市皆生新田2-5-12
0859-37-3721

今月のお奨め!

Restaurantレンガ屋の中口です。
今月のお奨め!のご紹介をさせて頂きます。

ミルク・ラム肉のブロシェットと
博多地鶏のコンソメ・ビネガーソース!

フランス産の乳飲み仔羊は、独特のもちもちとした触感でクセが無く、とても美味しい!
思い切って2頭分を仕入れた。大人買いと言うやつである。

レンガ屋では肉の屑はまとめてコンソメを引く。
綺麗な澄んだコンソメに仕上げるのは、料理人の腕の見せ所だ。ふわっとドーナッツ状に肉と野菜が浮いて来て、ゆっくりと灰汁を取りながら、滋味深いコンソメが出来上がる。

ディジョンのマスタードとシェリービネガー・オリーブオイルでドレッシングを作り、冷えたコンソメで少しづつのばして行く。仕上げの「生粒黒胡椒」は最近登場した新参者だが、ぷちっとした噛み応えと、ふっと広がる黒胡椒の香味が気に入っている。

地鶏はマリネして、コンソメで真空する。蒸し器でジャストキュイソンに調理して、件のビネガーソースで召し上がれ!

ミルクラムは豪快に串焼きにして素材の味を愉しんで頂こう!

嗚呼、なんて料理は楽しいのだろう。

本日のシェフのおまかせ(ランチでもOK
オードブル・スープ・デザート・コーヒー付
¥2500円(税別)